辰年の話①の記事の続きになります。
前回は十二支に龍が入った理由、これが正解!というものはないとお伝えしました。
それでも説は色々ありましたのでご紹介します!
・龍は本来、実在した別の生き物のことだった!
中国において龍は、古代に生息していた大型のマチカネワニがモデルだったという話があります。
そのため、当時の中国では龍が指す動物は元々、実際に生きていた別の生物であり、
架空の生物が十二支に入っているという認識がなかった、という説です。
・架空の生き物だけど…大人気のためランクイン!
十二支において龍が定着した理由はおそらく中国において、
人気が高かったことが大きな要因ではないかという説です。
なぜなら、龍は古代中国の時代から力や威厳、繁栄を象徴する縁起の良い生き物と
されてきました。(皇帝の権威を示すこともあった)
この世に実在すると思われるほど、人々からの信仰があつかったともいえます。
そうともなれば、十二支の動物だれにする?という話し合いが当時もしあったとしたら、
好きな動物を入れたくなるのも頷けます。
個人的にチンチラの動画を見てよく癒されていますが、
12年に一度チンチラ年があったらたしかに大喜びするだろうなと
思ったりしました(*^-^*)
■「場所」を変えれば「干支の動物」も変わる!?
干支って日本ではなじみ深いけど…どこの国にも干支はあるの?
って思ったことはありませんか?
もちろんない国もありますが、中国や日本をはじめとした東アジア圏はもちろんのこと、
西はトルコ、北ではロシアやフィンランドにも干支は存在しています。
~各国の十二支事情~
十二支の動物たち、日本でも昔からメンバーが決まっています。今のところは不変です。
先程、いろんな国にも干支はある!と伝えましたが実は…国によって十二支の動物も違ったりします。
ベトナムやタイ、ブルガリアなどでは卯→猫年、インドでは酉→ガルーダ(神鳥)年、
アラビアでは辰→ワニ年、イランでは辰→クジラ年なんだとか…。
その国で愛されていたり、なじみの深い動物が十二支として定着している模様。
ただし、イランのクジラに関しては実在する生き物にはなりますが、
イランでクジラは普段はめったに見ることのない生き物(ほぼ架空の生き物)なので
選ばれた…なんて話もあるようです。
文化の広まりって面白いですよね!
長くなりましたが、次が最後になります(^^♪