少し間が空いてしまいました‥(´;ω;`)龍の話こちらがラストになります!
前回の話→https://www.nichiwa-realestate.co.jp/column/entry05726.html
■アジアの「龍」とヨーロッパの「竜」の話
・ヨーロッパの「竜」は悪役…?
これまで中国の龍を紹介してきましたが、
もちろん世界各地でも様々な姿で伝承や信仰が存在しています。
ここまで話をしてきたように中国では親しみのある生き物とされていますが、
ヨーロッパでは怪物(=悪)に近い姿で登場するケースが多いです。
◆どうして両極端な印象になったのか…。
ヨーロッパにおいて、竜が登場する多くの文献で竜は英雄や神に倒される存在(=悪)とされ、
その認識が広まっていきました。竜が登場する古書の挿絵の中では口から火を噴く竜の姿もあり、中国の龍とは正反対のイメージ…!中々おもしろいですよね…!
ではなぜこんなにイメージが違うのか、それには各地で根付いた宗教観が大きく影響しているともいえます。西で多く信仰される宗教において怪物(竜)の位置づけは、倒すことで神や英雄を強者として印象づけるため。一方の東では、西で広まった宗教が入ってこなかった事に加えて、中国ではもとより龍は皇帝の象徴、縁起のいいものとする考えが広まっていた。そして、干渉や混じることなく言い伝えられた結果、西洋の竜は悪物で中国の龍は神聖な物とする見方が定着したという説もあります。
※諸説あり
≪龍の爪って何本?≫
龍の手1本につき爪は何本生えていると思いますか?
実は、昔の中国では信仰する際に身分や階級によって本数が決められていました。
説明すると皇帝の象徴となる龍には爪が5本、貴族等の位では4本一般人では3本とのこと。
つまり一般の人が龍の置物を購入する時、必然的に龍の置物の爪は3本のものになります。
[龍の爪] ~小話~
日本で龍の爪は3本というイメージを持っている人が多い印象がありますが、
それは中国から龍の概念が伝わった際に3本だったこと。
そして、日本国内でそのイメージが浸透して現代に至ることが考えられます。
とは言ったものの、日本でも場所によって5本爪の龍が描かれる場所もあったりしますので
出かけた際に龍をみかけることがあれば、爪の数を数えてみてもいいかもしれませんね。
(爪の数が多い=特別な意味がある場合も…)
≪風水の話≫
最後に龍の置物を部屋に置く場合、風水で一番いい置き場所は「玄関」、ドアに背を向けて可能であれば右側に置くのが好ましいようです。また、龍は気の流れを表すので良い気が入りやすいように向きは部屋(できれば中心)の方向を向くようにするとgood。 ※トイレはNG!
ここまで辰にまつわる話をたくさんしました。
そんな今年は、ニチワ40周年の記念する年✨
お引越しの際は、ぜひニチワへお立ち寄りください(*'ω'*)